今年はケータイサイトに力を入れよう思っているところに
IDEA*IDEA 経由でこちらを頂戴しました。
ありがとうございます。
どんな本かはもう言うまでもなくタイトルのとおり。
目次を見るだけでも
「これは持っておかなければ」と思わせられる。
Chapter 1 独自に進化する携帯サイトの世界
1-1 携帯サイトを取り巻く状況
1-2 携帯サイトが注目される理由Chapter 2 携帯サイトはPCサイトと何が違うのか
2-1 携帯キャリア独自の仕様
2-2 端末に依存する仕様の違い
2-3 携帯サイトならではの機能
2-4 携帯サイトではできないことChapter 3 汎用的な携帯サイトの作り方
3-1 目的や規模に合わせた作成法の選択
3-2 携帯サイトを作るために知っておくべき知識
3-3 汎用的なサイトを作る
3-4 携帯サイトの慣習テクニック
3-5 動作確認
3-6 PCサイトから携帯サイトへの導線付けChapter 4 3キャリア対応携帯サイトの制作ノウハウ
4-1 HTMLヘッダー
4-2 画像についてのルール
4-3 文字関連のルール
4-4 CSS関連のルール
4-5 「こうしたい」を実現するデザインテクニック
4-6 CSSハックChapter 5 携帯サイトのユーザビリティ
5-1 使いやすさを向上する
5-2 視認性を高めるコツAppendix
A-1 携帯絵文字変換スクリプト
A-2 3キャリア対応携帯画像変換
A-3 キャリア別に外部CSSを切り替えるReference
HTMLタグとCSSのキャリア別挙動
キャリア別CSSプロパティ対応表
どれを取っても知っておきたいことばかりだけど
とりわけ気になるところをいくつかピックアップ。
1-1 携帯サイトを取り巻く状況
携帯サイトのユーザー層、利用率とシェア、端末の市場動向など
携帯まわりの現状と展望が
統計資料に基づいたグラフや表とともに掲載されている。
個人的な興味も大きいけど、
たとえば携帯サイトに関連してプレゼンテーションを行うような場合に
さっと数字をひっぱれるとありがたいんじゃないだろうか。
2-3-6 GPS
キャリア別に GPS 機能の扱い方がまとめられてる。
携帯サイトのおもしろいところのひとつは
(対応機種なら)GPS を使えること。
じっくり何かを調べるなら PC を使った方が便利だけど
「いまここで」には携帯が強い。
4-1 HTMLヘッダー
HTML にするか XHTML にするか、
それぞれ DOCTYPE 宣言はどうするか、
コンテンツの MIME タイプをどう指定するかなどが
キャリア毎の特徴を踏まえて解説されている。
目立たないところだけど、
ここを確実に把握しておかないと
想定したように動作してくれない場合もあるので重要。
Reference
ここ!
本書の1/3ぐらいを占めるこのリファレンスだけでも
十分1冊分の価値がある。
「HTML タグと CSS のキャリア別挙動」では
どの HTML タグがどのように対応しているか、
またそれぞれに適用した CSS がどう反映されるかが
画面のサンプルとともに示されている。
画面はドコモ、au、ソフトバンクが並べられているので
サイトをキャリア別に組むときもキャリア共通で作るときも
これを見ながらやれば作業がかなり楽になるはず。
携帯はキャリアごと、端末ごとに仕様がバラバラな上
ひととおり表示の確認をしようと思ったら
時間もコストかかってしまうので、
こういう指南書は本当にありがたい。
手放せない一冊になりそう。
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携帯サイト コーディング&デザイン
- 高木 悠介 (著)
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このブログも携帯対応させようと思いつつはや幾年。
思えばいと疾しこの年月。
このままあっという間に
「今どきパソコンでウェブとかw」
っていう時代になったりして。