新幹線の改札口付近にはだいたい
運行状況や発車時刻が表示されるモニタがあるけど、
出口専用改札を見るとちゃんとそれ用の配慮がなされていて
これは素晴らしいと思った。
普通、新幹線の運行情報はこんなふうになってる。
- どの方面へ向かう列車の情報であるかが記されている。
- これから出発する便が表示される。
- 発車時刻が表示される。
ところが出口ゲートの方はこう。
- どの方面から来る列車の情報であるかが記されている。
- これから到着する便と、最近到着した便の両方が表示される。すでに到着しているものには「到着済」と表示される。
- 到着時刻が表示される。
出口ゲートの外側で新幹線の運行情報を見るのは
乗客をお迎えに来た人である可能性が高いので
こういう表示にしておくとこんなメリットがありそう。
- お迎えに来た人は、相手が「どの方面へ向かっているか」ではなく「どの方面からやって来るか」を意識しているので、どのモニタを見たらいいのかがわかりやすい。
- 相手が乗っていた列車がもう到着しているのかどうか、到着しているとしたらそれからどれくらい時間が経っているかがわかる。
- 相手はその駅で降りるので、その列車が何時に出発するかはまったくどうでもよく、知りたいのは何時に到着するかの方。停車時間によっては到着と発車の時刻が違う場合もあるかもしれないので、わずかな違いとはいえ発車時刻ではなく到着時刻がわかった方がいい。
そもそも発車情報を出してしまうと、
そこが終着駅の場合は表示されないことになる。
ここは到着を待っている人が見るので
だいじなのは発車情報ではなく到着情報。
いままでこのモニタがあることにすら気づいてなかったんだけど、
意識して目を向けてみたら
ちゃんと相手の状況を考えて作られているんだなあと思ったので。
見習いたいものです。
「ひかり」と「のぞみ」の文字色が暖色系で
「こだま」だけが青っぽいのにも何か意味があるのかな。