この本に記事を書きました。9月13日発売予定です。
こんな内容
以下の項目のどれかにピンと来る人と、
いまいちピンと来ないという人のための本です。
PHP最前線
- PHPの最新動向
- いまどきPHP開発技法入門
[最新]ライブラリ&フレームワーク活用の基礎知識
- [新定番]Composerの基礎と活用
- フレームワークを本当に使いこなすための考え方
- Symfony活用のポイント
- FuelPHP活用のポイント
- CakePHP活用のポイント
- 注目フレームワーク総ざらい
現場で役立つ PHPエンジニアの開発術
- PHPUnitではじめる自動テスト
- Gitでばっちりソースコード管理
- いまさら聞けない「公開鍵認証」
- 注目IDE「PhpStorm」&定番エディタ「Vim」活用術
- コードの品質を高めよう
PHPエンジニアのための クラウドサービス活用術
- クラウドサービスの基本と選択のポイント
- [IaaS編]Amazon Web Servicesを使ってみよう
- [PaaS編]Pagoda Boxを使ってみよう
一から学ぶ PHP開発の基礎知識
この「一から学ぶ PHP開発の基礎知識」の特集を担当しました。
PHP の環境は変わってきてる
日頃 PHP を使ってる人やこれからがんばるよ!という人はもちろん、
一度やってみたけど何らかの理由でやめちゃった人にも
今の PHP はこうなってますよ、というところを見てほしいなあと思います。
PHP そのもの
巻頭の特集で、PHP 本体はこんなふうに変わってきたよ、
という流れが書かれてます。
いろんな言語のいいところを取り込もうとして
中途半端になっちゃってたところも多いんだけど、
PHP 5.5 まで来てかなりまとまってきたように思います。
最近の PHP がどうなってるのかよく知らないよ、という人は
一度目を通してみてください。
開発を取り巻く環境
デバッグやプロファイリング、標準コーディング規約など
開発を取り巻く環境も整ってきて
かつては何かとややこしかったことがらに変化が起きてますね。
進めば進むほどシンプルになっていくというのは
おおよそ何事についても好ましい流れだと思ってます。
パッケージ管理
Composer. 以上です。
フレームワーク
群雄割拠の感があるフレームワークですけど、
目的にあうように選びましょうね、という話です。
今回特に取りあげてるのは
- Symfony
- FuelPHP
- CakePHP
ですけど、注目したいフレームワークとして
- Silex
- Laravel
- Yii Framework
- Zend Framework 2
- BEAR.Sunday
も話題にしてあります。
個人的に一番よく使ってるのは CakePHP なんだけど
どれも面白そうなので、ひととおりはさわってみないと。
テスト
これはもう PHPUnit が定番になってる感じですね。
使ってない人は何やってるんですか今すぐに。
もう使ってる人はおさらいにぜひ。
バージョン管理
もう Git と GitHub ないと開発ができない身体になってる人も多いんじゃないでしょうか。
実は今回の本も、GitHub で進行状況を管理しながら書きました。
複数人で書いたり更新を繰り返したり相互チェックしたりするのに便利なのは、
コードでも文章でも同じだった。
IDE とエディタ
今回は注目の PhpStorm と
Vim を取りあげています。
ずっと使ってるやつでいいや、という気持ちも大変よくわかるんですが、
一度使ってる人のを見せてもらったり話を聞いたり
半日でいいから自分で使ってみたりすると
「何でいままでさわらなかったのか」と
過去の自分に説教をしたくなることもありますね。
クラウドサービス
やっぱり今の時点で AWS が最強かと思います。
もちろん AWS も取りあげてあるんですが、
PHP 専門の Paas である Pagoda Box もおもしろい。
これは本当におもしろい。
始め方からデプロイ、公開後の運用まで
ひととおりの使い方がわかるように書いてあります。
担当した「基礎知識」の特集について
この本は『PHPエンジニア養成読本』で
PHP を書く人に向けて
「いまはこういうふうにやると幸せだと思うよ!」
というお話をまとめた一冊です。
けど
「これから本気出す!」という人や
「やりたいけどどこから手をつけたらいいの?」という人や
「一度やったけど忘れちゃったよ」という人にも
本書で取りあげたことがらはぜひとも知ってほしい。
もしかしたら入門の段階で今すぐは使わないかもしれないけど、
少し進んだら確実に身につけておきたくなることばかりです。
というわけで、これから、という人や
他の言語からやってくる人のためにも
基礎知識の特集を組むことになりました。
そしてそれを担当しました。
実は紙の本に記事を書くのははじめてで
その経験を通じて本当にたくさんのことを学ぶことができたんだけど、
それについては別の記事であらためて書くことにします。
最後に、お伝えしたいこと
よろしくお願いします!