自動車保険の広告で謳われている顧客満足度は
96.何パーセントとか98パーセントとか
やたらと高い。
自動車保険を売ってる人と話していて
「他の業種でこんな数字を見ることはないでしょ?」
と言われた。確かに。
ちゃんと対応してるんだなあ
と思っていたんだけど
「それだけじゃない」とのこと。
あの顧客満足度の調査は
いま契約をしている人を対象に行っている。
同時に、満足度調査ができるということは
対象期間に契約をしていたということなので
調査の対象者は前の年に契約をしていた人でもある。
つまり調査の対象となるのは
少なくとも2年続けて契約をしている人。
自動車保険はだいたい1年契約で
他の会社に移っても等級は引き継げるから
気に入らなかったらすぐ変えられる。
要するに満足度調査の対象となる人はだいたい
前の年に大きな不満を感じなかった人。
だから契約を継続しているわけで。
もともとあまり不満を持ってない人が対象なんだから
満足度が高くなるのは当たり前。
と、こんな話だった。
言われてみればそりゃそうだ。
別にウソでも偽装でもないし
これに気づかなかったからって
困るわけでも損をするわけでもないからいいんだけど
数字そのまんまのイメージとは違うよね、という話。
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