Firefox 自動更新の罠

先日のこの件は

今日公開された Firefox 3.0.3 で修正されたんだけど、
もしかして一連の出来事のせいで
自動更新の罠にはまってる人がいるんじゃないかと思って書いてみる。

Firefox には自動更新という機能があって、

080927_firefox

このように設定していると
新バージョンがリリースされたときに
自動でアップデートされる。

ところが前述の 3.0.2 で
パスワードマネージャが使えなくなったとき
「自動更新こわい!」といって
この機能をオフにした人もいるようだ。

そうなると、
3.0.3 へのアップデートも自動で行われないし
「アップデート恐い!」となった人は
今回の修正内容を知らなかったら
手動での更新も踏みとどまってしまうかもしれない。

  1. 自動更新のせいで知らないうちに問題が発生していた。
  2. また起きたらいやなので自動更新をオフにする。
  3. 自動更新がオフなので、本来の問題が解決しているのに修正されない。

自動更新オンと自動更新オフの組み合わせが織りなす罠。

これにより、
「困っている問題の解決方法を自ら遠ざける」
という状況が作り出されている。

見事な合わせ技だと思う。
誰が意図したわけでもないし
誰も幸せにしないけど。

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2 Responses to “Firefox 自動更新の罠”

  • 2008/09/27 17:55

    はい、私が見事にはまりました。

  • とむちゅん。(つぼ焼き村役場)

    2008/09/28 10:09

    おはようございます。
    こんなときにブラウザの上の青い部分(バー?)に[更新のお知らせ]を表示すると良いのだけれども。
    週に一度程度、手動で更新している僕でした。