イギリスの南極科学者たちが
「南極で生き抜く方法」について勉強会を行ったとのこと。
南極に行ったことはなくても
こことはまったく別の世界だということは想像できる。
常識が通用しない場所でいかに生き抜くか、
専門家が3日間の勉強会を開いてまで確認した事項だから
我々には想像もつかないような技術が共有されたのだろう。
と思ったら
◎氷上を横断歩行する際は、ロープで同伴者とつながれているかを確認する。そうすれば、1人がすべってクレバスに落ちても、それほど深く落ちてしまうことはないだろう。
◎懸垂下降に不慣れならば下を見過ぎないようにする。
◎嵐が吹き荒れ、外に出られない場合の料理および飲料用として、れんが大の氷の塊を準備しておく。
以外と地味。
と最初は思ったのだが、
本当に生きる死ぬに関わるような注意点は
こういう基本的なところなのかもしれない。
◎テントを設置する際にテントを吹き飛ばされないようにする。凍死することになる。
えー。そりゃそうだろうけど。
しかしこれも、
わざわざ5カ条に入れるのは
実際にテントを吹き飛ばされて凍死した例が数多くあるからだろう。
おそらくこの項目が意味するのは
単に「吹き飛ばされたら死ぬよ」ということではないと思う。
この勉強会で
テントを確実に設営することの重要性を再認識するとともに
最新の設営技術に関して情報を共有したのだろう。
それをひとことでまとめたらこうなっただけで。
◎数週間にわたる行程の場合、すべての食料を最初に食べてしまわないこと。
えー。