歌の歌詞がふられる話ばっかりである理由と、20代女子の前夜のできごと

小学生の頃、チェッカーズという音楽グループが人気だった。

まだそんなに音楽に興味を持っている子は多くなかったけど
それでもチェッカーズはときどき話題になっていた。

ある日 彼らの歌をいくつかとりあげて
「何かチェッカーズの歌ってふられる歌詞ばっかりじゃね」
と話していたときのこと。

ちょうど担任の先生(女性)が近くにいらっしゃったので
同じ話題をふってみたら
「じゃないと歌にならないから」
というお答え。

別にふられなくても歌詞にはなると思うんだけど、
そのときは「おお、なるほど!さすが先生」と思った。

ただ、いつもハキハキとして明るい方なのに
なぜかぽつりとつぶやくような言い方。

そのときは首をかしげるだけだったけど
いまならわかる。

計算してみれば、先生は当時20代。
小学生からみたら大人はぜんぶ大人にしか見えないけど
先生はあのとき20代の女の子だった。
そりゃいろいろありますよね。

きっと前の晩
歌にでもしなきゃやりきれないことがあったんですね。
あなたとあの子を会わせたことを悔やんだり
もうどうすることもできないのねわかってるでも頭と心は裏腹だったり
憎んでもいいから忘れないでいてほしかったりしたんですね。
わかります。

これをご覧になることはないかもしれないけど、
この場を借りてお詫びします。
小学生のしたこととはいえ
あのときは配慮に欠ける発言をしてすみませんでした。

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