郵便の集配の人に親切にしてもらった話

おつきあいのある会社に個人的に送るべき書類があったので、それを入れた封筒を手に持って出かけました。

出かける用事があったからちょうどいいと言えばちょうどいいんだけど、でも目的地からすると最寄りの郵便ポストはちょっと遠回り。

まあ仕方ないか、でもちょっと面倒だな、と思いながら歩いていると、後ろから「預かりましょうか」との声が。

見ると、郵便の集配の人ではありませんか。そうか、この人は郵便のプロだ。これは頼もしい。

「郵便物はポストに入れるか郵便局へ持って行くもの」という感覚でいたんだけど、こうやって集配員さんが引き受けてくれることもあるのか。

「え、いいんですか助かります!」と言ってお願いしました。

これ完全に善意なんですよね。「手にこれから出すと思われる郵便物らしきものを持っている人がいたら話しかけて引き受けること」などという規則があるわけでもないだろうし。

なんかこう世知辛い世の中で、人に声をかけるというのにもけっこうなハードルがあると思うんですよ。それでもあえて積極的に声をかけて、ひと手間増やしてまで引き受けてくれるとはなんとありがたや。「ああこの人は自分の仕事を大切にしてるんだろうなあ」と勝手に思いましたよ。

ただ、この方はうちに書留を持ってきてくれたこともあって知ってるから安心なんだけど、そうじゃない場合「郵便のコスプレの人だったらどうしよう」と心配にもなりますね。むずかしい。

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