百式管理人の先見の明に脱帽

『百式』という
あまりにも有名なメールマガジンがある。
１日１つ
海外の”.com“サイトから
すばらしいアイデアを紹介するというものだ。
１日１つというのは
本当に１日１つで、
盆も正月も海の日も目の愛護デーも関係なく
毎日配信されている。
同じものがブログでも公開されていて、
過去の記事も簡単に検索できる。
さて、この『百式』ブログ
2000年1月29日の記事を見て
管理人の先見の明に脱帽した。
その日の百式では
始まったばかりの
ある検索サービスが紹介されていた。
百式 – よいサイトにはリンク貼れ (Google.com)

後にウェブの世界を席巻することになる
Googleだ。
この記事で驚いたのは最後の部分。

ふと考えたのだが、ちょっと機能は異なるが、「ブックマーク検索サイト」なんておもしろいかもしれない。厳選サイト集というのは究極的には個人のブラウザの「お気に入り」なり「ブックマーク」に入っている。「２０代男性のメーカーに勤めている人」で検索するとそれらの人が「ブックマーク」しているサイトが検索できる。こういう人はこういうサイトをみているんだな、と把握できる。マーケティング用途にかなり使えると思うのだが。バナー広告もうちやすくなるし。

これはまさにソーシャルブックマーキングの発想ではないか。
当時はまだ存在していなかったはずのサービスに
この時点で言及している。
しかも
「マーケティング用途にかなり使える」
「バナー広告もうちやすくなる」
と言っているのは
ウェブ広告に革新をもたらした
コンテンツマッチ広告の一歩手前。
Googleのやろうとしていることを聞いただけで
こんなところまで発想を届かせるとはお見事。