「防犯対策」という言葉はヘンじゃないだろうか

以前
預金通帳と印鑑を一緒に置いてみる
というエントリを書いた時に思った。

「インフレ対策」はインフレを避けるための方策だ。
「暑さ対策」は暑さをしのぐための対処方法だ。

それならば、
「防犯対策」という言葉はヘンじゃないだろうか。

犯罪に対して策を講ずるのであって、
防犯への対抗策を練るわけではない。

もちろん
「犯罪を防ぐための備えであり、
 犯罪に対処するための方策である」
と言いたいのはわかるのだが、
それにしても違和感がある。

そういえばかつて働いていたところで
「インターネット対策委員会」というのがあったなあ。

当時はインターネットって
対策を練らないといけない相手だったのか。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

4 Responses to “「防犯対策」という言葉はヘンじゃないだろうか”

  • 2006/08/20 15:40

    ウイルス○スターを導入することを、
    「ウイルスソフトを入れる」と言ってしまいます。
    危なすぎですね(^_^;)

  • 2006/08/20 15:51

    防犯というには、あまりに多くの意味合いが含まれすぎてますよね。
    一言に犯罪を防ごうにも、複雑化してきてますから。
    安全神話を過信してはいけないです。

  • 2006/08/21 12:13

    > ちゃかりんさん
    ああ、それです。そういうの。
    「まぁわかるからいいけど」というやつです。
    ネズミ取り対策として車に付けるのを
    「レーダー」って言いますが、
    本当は「レーダー探知機」ですよね。

  • 2006/08/21 12:14

    > Mさん
    最近では、ジャパンネット銀行の
    「ワンタイムパスワード」に感心しました。
    あれは面白いと思います。