ホシブドウが嫌いだ。
グロテスクな外見。
ねちゃねちゃとする歯触り。
鼻に抜ける匂い。
ホシブドウ農家の方には大変申し訳ないが、
本当に心から嫌いだ。
しかもホシブドウのくせに
「レーズン」などと
やや小洒落た名前で呼ばれるあたりも鼻持ちならない。
何が「レーズン」か。
要はひからびたブドウではないか。
「栄養があるんだよ」
と弁護する人がよくいるが、
「本当に自分の目で確かめたのか」
と聞きたくなる。
まったく、
ホシブドウ好きな連中というのは
迷惑極まりない。
いや、もちろん
好きなだけなら一向に構わないのだ。
個人の趣向に口を出す気はない。
ただ、なぜかホシブドウ好きな連中は
ホシブドウ嫌いを発見すると
無理矢理食べさせようとする。
他の食べ物では、
このようなことは起こらない。
ホシブドウ好きに固有の特質なのだ。
本当にホシブドウが好きなのなら、
その名誉を守るため
紳士的に行動すべきではないのか。
ああ、迷惑だ。
(続く)
あの連中は迷惑極まりない
2006年02月08日 21:05未分類