夜中に知人と話していた時のこと。
喉が渇いてきたので
「お茶でも煎れようか。」
と言うと、
こんな返事が返ってきた。
「え、でももう遅いし。」
最初、何を言っているのかわからなかった。
遅い時間であることと、
お茶を煎れることに何の関係があるのか。
湯を沸かす音が近所迷惑だとでもいうのか。
あるいは、
おねしょの心配でもしているのだろうか。
と思いを巡らせていると、
直後にこう付け加えてくれたので
理解できた。
「眠れなくなるから。」
ああ、そうか。
世の中には、
カフェインの影響で
眠れなくなるという
よくわからない体質の人がいるのだ。
何があろうと
電気を消した次の瞬間には
眠ってしまう体質なので、
まったく思い至らなかった。
「これを飲んだら眠れなくなる…」
という恐怖感をもって
お茶と対峙しなければならないとは
気の毒な話だ。
が、自分の方がかわいそうな気もする。
眠るべきではないとき、
いかなる対策も効果を発揮しないからだ。
カフェインの影響を受けないので、
眠気覚ましにコーヒーを飲んだところで
焼け石に熱湯を注ぐようなものなのだ。
当然、
「眠気スッキリ」系のガムやタブレットも
何の助けにもならない。
なんとかならないだろうか。
一度くらい
カフェインに負けてみたいものだ。
お茶を飲んではいけない理由
2006年02月15日 18:42未分類