「取り込み中」はいったいどの程度取り込み中なのか

メッセンジャーソフトを常時起動させている。
用件はメールで伝えてもいいのだが、
何往復かのやりとりをするときは
チャットの方が手っ取り早いからだ。
しかしこのようなソフトには
電話と同じデメリットがある。
やりとりしている間
相手に時間を取らせてしまうこと。
メールなら
手が空いたときに返事をくれればいいが、
チャットはリアルタイムなので
タイミングが悪いと迷惑がかかるかもしれない。
だから
今ちょっと忙しいから話しかけないで
という意味の
取り込み中
という表示をする機能がついているのだろう。
ところが、
「取り込み中」といっても
どの程度取り込み中なのかによって
話しかけるべきかどうかは変わってしまう。
仕事の用事ならいいけど、どうでもいい話はやめて。
なのか、
もう何があっても絶対に話しかけないで。
なのかわからない。
そこで思い出したのが
デフコンメーター」だ。
確か
大橋禅太郎氏の本で読んだのだと思う。
氏がシリコンバレーにいたころ使っていた機器で、
自分が今どの程度取り込み中かを
5段階表示するというものだ。
半ばジョーク、半ば実用という感じだろうか。
デフコン(DEFCON)は
もともと防衛に関する用語だ。
DEFense readiness CONdition” の略で、
日本語では一般的に
防衛準備体勢
と呼ばれている。
デフコン5は通常の平和な状態を表し、
デフコン1だと交戦中など最高の緊急状態を表す。
メッセンジャーソフトでも
このデフコン表示をしてみてはどうだろう。
デフコン5 : 「いかなる話題も大歓迎。いつでも話しかけて。」
デフコン4 : 「面白い話・ちょっとした質問受付中。」
デフコン3 : 「それって、大事な話?」
デフコン2 : 「緊急かつ重要な用件だけにしてください。」
デフコン1 : 「生死に関わること以外では話しかけるな!」
まあそもそもデフコン1なら
メッセンジャーを「オフライン」にすればいいことだが。

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