「スタッフブログ」の重要性

ネットショップでも実店舗でも
「スタッフブログ」とか「店長日記」とか
そういうものを書くのはとても大切なことかもしれない。

それは内部リンクが増えるからとか
いずれかの記事が検索でヒットして
そこからお店のページにきてもらえるかもしれないからとか
そういう理由ではなく。

先日 部屋を整理していたら
いらないものがたくさん出てきた。

まだ使える物もあって
捨てるのももったいないので、
リサイクルショップに連絡をして引き取ってもらうことに。

そういうお店は検索したらたくさん出てくる。
その中の一つに電話をかけてみた。

そこを選んだ理由は
検索順位が高かったからでも
サイトデザインが美しかったからでもない。

「スタッフ日記」があったから。

リサイクルショップを利用するのは今回が初めてで、
いったいどの程度の物を引き取ってもらえるのかもよく知らない。

大した高級品があるわけでもなく
また商品点数も少ないのに
わざわざ来てもらって
とりあえず見るだけ見てください
というのってどうなんだろう、と思った。
ガソリンだっていま高いのに。

大抵のサイトには
「一点からでもいいよ」とか
「とりあえず電話してみてね」とか
そういうことが書かれている。

でもなあ、そうは言っても。

基本的には「とりあえず聞いてみる」タチなのだが、
このときはちょっとシャイになってみた。
本当にその程度の物しかなかったから。

が、そのお店のスタッフ日記を見ていて
「ああ、ここに電話してみよう」と思った。

その日記に書かれていたのは
専門的な話でも愉快なエピソードでもなく
まあ日々のとりとめもないような話。

それがよかった。

まあどうでもいい話なんですけどね、
という姿勢のブログが用意されているおかげで
とっても気楽に電話をかけることができる。
とりあえず聞いてみよう、と思えてくる。

その結果として引き取りをお願いすることができたし
お店の方と直接 連絡を取れるようになったし
別のお仕事も依頼することができたし
「店のサイト見てください」と言われて
感想を申し上げることもできたし。

会社やお店にウェブを役立てたいと思っている人から
「やっぱりブログ書いた方がいいんですかね」
と相談を受けるたびに
やれ被リンク数がどうとか
更新頻度がどうとか
コンテンツの量がどうとか
そういうことを考えてしまうが、
大事なのはそこじゃなくて
「お気軽にどうぞ」という雰囲気を醸し出すことかもしれない。

あまり小難しいことを書くのではなくて
配達の途中で変な看板を見たとか
今日はお客さん少なくて寂しかったとか
そういうの。

ただハードルを下げすぎると
「ちょっと来て」が多発して
ガソリン代がかかるばかりになってしまう可能性もあるので
そのへんのバランスが難しいですね。

ガソリン価格と連動して雰囲気の変わるブログ書きますか。

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