とても具体的な数字は書けないが、
ある年齢までわからなかったことがある。
シとツ。
カタカナの
「シ」と「ツ」の区別。
これを言うと
「ああ、似てますよね」
と言われるが、
そういう意味ではない。
「似てるなあ」
と思ったのではなくて、
本当に区別がつかなかったのだ。
というより、
区別があるとも思ってなかった。
みんなフィーリングで判断していると思っていた。
「*ンガポール」
と書いてあれば「シ」だろうし、
「*ァラトストラかく語りき」
と書いてあれば「ツ」だろう。
みんな
その程度の判断をしているのだと、
本気で思っていた。
「いやいや、いくらなんでも…」
という反応が返ってくる。
しかし本当なのだから仕方がない。
もちろん、
今は区別も書き分けもできる。
「し」 は 「シ」。
「つ」 は 「ツ」。
ほらね。
後で知ったことだが、
シもツもちゃんと小学校で習うし、
こんなものは書けて当たり前らしい。
書けるようになって本当によかった。
本当に知らなかったのだから仕方がない
2006年01月28日 10:18未分類