世界の果てにありながら、同時に世界の中心にいる人へ

七夕から二日経ってしまったが、
関連してぼんやり思ったこと。
あまり関連はないかもしれないが。

数え切れないほどの人と出会った。

そしてそのうちの何人かは
世界の中心に近いところにいる。

誰しもそうだろうが、
自分にとっては自分が世界の中心であり
身近な人々がいるところもまた
世界の中心に限りなく近いところだ。

それに対して、
何年も会うことのない人がいる。
もしかしたら一生会わない人も。

そうやって自分との距離が離れていった人たちの存在は
当たり前のように
世界の片隅に行ってしまっている。

それなのに、
その人の人生においては
そこが全世界の中心だ。

その人はそこにいて、
きっと全力で生きている。

その人の周りには
やはりいろんな人がいて、
世界の中心を取り巻くようにしてそこにいるのだろう。

全ての人は
世界の中心にいながら
同時に世界の果ての果てにもいる。

何だか変な感じだ。

あの頃、自分のすぐ近くにいてくれた人は
今ごろどこで何をしているのだろう。

きっと世界の片隅にありながら、
世界のど真ん中で
泣いたり笑ったりしているんだろうな。

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8 Responses to “世界の果てにありながら、同時に世界の中心にいる人へ”

  • サイモン

    2006/07/09 15:22

    何してるんでしょうね・・・

  • のり

    2006/07/09 18:41

    果てがあるとも知れぬ宇宙。ビッグバンが起こった場所が宇宙の中心と言えばそうかも知れない。でも、世界(宇宙)の中心は常に、ソレを意識する人の内にある。僕もそう思います。
    言い換えれば世界というのは人の数だけ存在するのかも知れません。僕の見知った世界とレイさんの生きている世界はリンクすることはあれど、決して同一のものでは無い、と言ってもいいでしょう。
    それぞれの世界が重なり合う程に近しい人を得る事は幸せな事ですね。また、遠く離れてしまっても、一時でも寄り添った世界は、愛おしいものでしょう。
    僕の世界の片隅に、あの人が中心の世界がある。
    世界が平和でありますように。

  • ガオ子

    2006/07/09 21:09

    なるほどね~。
    言われてみればそのとおり。
    でも、もう会わないだろうなと思ってた人とも、思わぬ場所でひょこっと再会したりするから、人生っておもしろいですね。

  • 2006/07/09 22:37

    > サイモンさん
    まったく、何してるんでしょうね。
    これがまた、
    物語に突然再登場することもあったりするんですよね。

  • 2006/07/09 22:41

    > のりさん
    そう。爆撃のニュースを見て、
    ガラにもなく感傷的になることがあります。
    そうやってトリガーひとつで消えていった人たちにとっては
    その生活がまさに世界の中心で、
    その瞬間 世界は消滅してしまうんですよね。

  • 2006/07/09 22:43

    > ガオ子さん
    思いがけないこと、ありますね。
    その瞬間、世界の端の端と世界の中心が重なりあうんですよね。

  • ダイ

    2006/07/10 14:38

    哲学的ですね~。
    ちなみに哲学は、雨の秋の日が良いらしいですよ

  • 2006/07/10 22:38

    > ダイさん
    「哲学日和」というやつですね。
    聞いたことがあります。