日本語と外国語で
音が似ている表現はいろいろあると思うが、
「ヤップ ハウイ」は知らなかった
「いま・・・」: Cambodian Expression 3— ヤップ ハウイ
ごはんを食べ過ぎた時・・・ヤップ ハウイ
道が水没してなかなか通れない時・・・ヤップ ハウイ
バイクとぶつかりそうになった時・・・ヤップ ハウイ
そう、
“ヤップ ハウイ”=“やばい~” なのだ。
マレーシアでは
思いもよらない出来事に驚いたとき
「アラマー(Alamak)」という。
まさに「あら、まあ」だ。
ポルトガル語の “obrigado” も
「ありがとう」と似ている気がする。
ちょっと系統は違うが、
英語で「怒り」を “anger” と言い
船を留めるのに使う「いかり」を “anchor” と言う。
こういった音の類似が生じる理由は
3つ考えられる。
1.語源が同じである
2.音そのものが特定のイメージを持っている
3.単なる偶然
1はそのまんま。
「ニッポン」と “Japan” が何となく似ているのは、
「日本国」の中国語読みが “Japan” に変わったからだ。
2は
異文化間でもある程度共有される感覚(*1)があって、
そのため似たような物事を表すと
似たような音になるのではないか、ということ。
そして3は一番面白みのない理由だが、
これが大多数ではないだろうか。
例えば平均的な英語のネイティブスピーカーの語彙力は
一説によると2万語程度(*2)だという。
2万も組み合わせがあれば、
その中に音と意味が似ているものがあっても
不思議はないだろう。
だから逆に
音が似ていて意味が反するのもあるわけだ。
似た音が偶然同じようなものを指すのと同じ確率で
似た音が偶然反対の性質を持つものを指しうる。
ギリシア語で「お食事処」を
「タベルナ」と呼ぶというのには笑った。
2006/09/28 21:13
ほんとうに言葉っておもしろいですよね。
ちなみに、もう1つ・・・・
カンボジアでも「噛む」は「カム」です。
蚊に刺されるとき、「モー(蚊)カム」
犬にかまれるとき、「チカイ(犬)カム」
これは、1.2.3.どれなんでしょう??
2006/09/28 22:54
太陽の『sun』と
太陽が照りつける『さんさん』
も似たようなものなんでしょうか??
2006/09/30 10:07
> nyonyomさん
どうなんでしょう。距離が近いだけに、同じ言葉が伝わって使われる可能性もありますよね。
また現地の人が「あれはうちの言葉がもとになってるんだ」と思いこんでることもあります。ブラジル人の中には「ありがとう」の語源は”obrigado”だと思ってる人が本当にいます。
2006/09/30 10:11
> サイモンさん
これはさすがに偶然でしょうね。
「燦燦」の「燦」は「火」+「あざやかでくっきりしているさま」を表す字なので、字義の通りだと思います。