「少年の心を忘れない」というのとは違うよなあ。
Yahoo!ニュース – スポーツニッポン – 槇原敬之の「999」盗作騒動
漫画家の松本零士氏(68)が代表作「銀河鉄道999」のフレーズを盗作されたとして、歌手の槇原敬之(37)に抗議していると、19日発売の「女性セブン」が報じており
これで問題になっているのは
槇原敬之が作詞したという曲の
夢は時間を裏切らない 時間も夢を決して裏切らない
という部分。
これが銀河鉄道999に出てくる有名なフレーズ
時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない
に「そっくりだ」ということだ。
まぁ個人的には「確かに酷似しているなあ」と思うが、
実際に槇原敬之がパクったのかどうかはどうでもいい。
ただ、どっち側もやり方がヘタじゃないか、と。
松本氏はもともと法廷で争う気はないようで、
「私が大切にして伝え続けてきたテーマをパクっておいて
さも独自の着想であるかのように公表するのが気に入らない」
といった主張。
要するに
「あれはもともと俺のなんだからね、みんな!」
ということだろう。
「女性セブン」が報じた後に
各ニュースサイトでも大きく取り上げられた時点で
その認識はかなり広まっているのであり、
ならば氏の目的はそれである程度達成されるのではないだろうか。
お気持ちはよくわかるが、
「どうしてごめんと言えないのか」と感情的にいきまいていると
今度は「あんまり言うと大人げないよ」と思われかねない。
「認めないというのなら仕方がないが、
あまり気持ちの良い態度ではないと思う。」
くらいでまとめといた方がいいような。
また
槇原の所属事務所は「槇原が自分の言葉で作ったもの」と完全否定。
というのもあまり上手だとは思えない。
極めて似ているということは否めないだろうし
「当初は“知らない”と言っていたが、2度目は“どこかで聞いたものが記憶にすり込まれたのかも”とあいまいな説明に変わった」
とのことだから、
せめて
「『銀河鉄道999』において親しまれてきた『時間は夢を裏切らない 夢も時間を裏切ってはならない』等のフレーズにインスパイヤされて歌詞化され、槇原敬之が今回の商品化にあたって新たなオリジナリティを加えてCD化したもの」
くらいにしておけばよかったのに。
ごめんですませると言っている松本氏の逆鱗に触れて
訴訟にでもなったらいろいろと面倒ではないか。
「偉大なる作品へのオマージュ」としておけば
どちらも傷つかなくてすむ。
そのへん大人のやり方ができなかったのかなあ。
「そこまで盗作呼ばわりされたら、先生の“銀河鉄道”というタイトル自体、先人が作った言葉ではないのかと言いたくなる」と不快感をあらわに。
もうこうなったら完全に子供のケンカだ。
2006/10/20 12:06
この 一連の騒動・・・・
昨日 テレビを見ながら 同じような事を 思ってました。
ほんと 言葉を少し 選んでいればねぇ。
たしかに 子供のけんかですね。
自分は 気をつけようと 思った出来事でした。
2006/10/20 13:14
> くみさん
やっぱりテレビでもやってましたか。
確かに、こういうのを見て一番大事なのは「自分はそういうことやってないか」と確認することですね。気をつけよ。
2006/10/21 08:32
槇原敬之の歌は良く聴きますが、彼ならこれくらいのフレーズは自分で作ると思います。
一番驚いているのは彼でしょうね。
2006/10/21 11:41
> いのたかさん
実際どうなのかはどうやってもわからないので、各自が感じたように思っておくしかないですね。
だから「やったのかやらなかったのか」ではなくて、お互いそれにどう対処するかが問題なんですけどね。
2006/10/21 12:24
僕も含めて、相手に対して「嫌だな!」と伝えるのがどうも日本人は下手だ。
感情的になりたくないけど感情的に言わないと伝わらない。
なので、言われた方も感情的に言い返す。
よって、たわいもないことで大激論!
もう、あいつの顔は見たくもない!になってします。
となると、第三者が客観的にみて、「気持ちはわかるけど、どっちもどっちよね」となって、双方にとってマイナスイメージになる。
相手に対して、不快に思ってますよ、謝罪して下さい。
悪意はなかったんですけど、不快に感じたのなら大変失礼いたしました。といったことを端的にあらわせる表現が日本にもほしいです。
2006/10/22 10:14
はじめまして。
表現する、とは、難しいですよね。
別に、BがAの真似をしている、とかはないにしても、何らかの形で影響を受けることはあるかもしれないし、Aが影響をうけたCという事項にBも影響を受けるかもしれないし・・・・全くのオリジナルは、どこからか?分からなくなっても仕方ないと思うのです。又、全くのオリジナルというよりは、どれだけ自分の色を出し、言葉を自分の物として使えているかが、表現者としての個性だと思うのです。
だから、私は今回の「子供の喧嘩」、いつでも起こりうるし、感情的なしこりしか残せないたぐいのものだと思います。
哀しいことです。
初コメントなのに、長々失礼しましたm(..)m
2006/10/22 16:28
> ヨシハラさん
不快感をやわらかく、誰にでも伝える表現を使いこなせるといいんでしょうね。不快感を表さなくてもやっていけるともっといいんですが。
2006/10/22 16:40
> マナさん
どこまでが「影響」でどこからが「マネ」かの認定は難しいですね。
仮に本人が「マネした」と言っている場合であっても、それが事実かどうかを確認する術はないわけですから。
結局のところ「いかなる事象についても、事実を知ることは不可能である」という身も蓋もない話に行き着きます。