「通り抜け無用」問題の解決策をひとつ

「通り抜け無用で通り抜けが知れ」
の実例をまた目にした。
近くにある何かはわからないけどお役所っぽいところの入り口に

構内の通り抜けはご遠慮ください



と書かれているのを発見。
そうか、構内は通り抜けできるのか。
この「通り抜け無用」問題は
こうやったらいいんじゃないか、とぼんやり思ったのでメモ。
入り口に書くから通り抜け可能なのがバレるので、
出口に書いたらいいんじゃないだろうか。
入り口(外向き)に書いてあると
外を通るすべての人の目に触れる。
その中には一定の割合で
「無用」と書いてあっても通り抜ける人が混じっているので
「通り抜けが知れ」状態になってしまうわけだ。
それに対して出口(内向き)に書いてあると
外を通る人には通り抜け可能であることは伝わらない。
通り抜け可能なのを
・既に知っている人
・知っている人から教わった人
・たまたま発見した人
は一度は通り抜けるかもしれないが、
出るときに「あ、ダメなのか」と知る。
そのうち「じゃあやめよう」と思う人は次から通らないし
「でも便利だし」と思う人は無視して通る。
後者の割合は
入り口に書いてある場合に無視する人の割合と同じだろう。
ということはこの方法が機能するかどうかは
「ダメよ」と言われても取り抜けるような
面の皮の厚い人がどれくらいいるかにかかっている。
素直に言うことを聞く人が多いなら入り口に書いて全面封鎖、
「知ったことか」という連中が多いなら出口に書くことで「通り抜けが知れ」を防止。
要するにある程度人の良心を信頼できるかどうかか。
しっかり信頼できるなら入り口に、あまりできないなら出口に。
そして江戸時代に書かれたこの川柳が
今でも人々の心に響くことを考えると、
残念な方の解答が見えてくるような気がする。

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2 Responses to “「通り抜け無用」問題の解決策をひとつ”

  • 2007/01/04 14:30

    「通り抜けられます」と掲示しておいて、「その通路を無事に通り抜けた人はいない」という噂を流す、というのは…ダメかな。

  • 2007/01/05 01:02

    > baldhatterさん
    「敢えて通り抜ける場合は自己責任でお願いします」でどうでしょう。わかりにくいかな。「通り抜けに際して生じたいかなる事態に対しても当施設は責任を負いかねます」とか。