以前こういうことがあった。
意識的に聴いてもわからなかったものが
後から頭で音声を繰り返して理解できるということは、
無意識の領域では
想像以上に多くの情報が蓄えられているということかもしれない。
実際には音情報はひととおり入力されているのだが、
どこかで必要な情報とそうでないのがよりわけられて、
要ると判断されたものだけが意識されるのではないだろうか。
「外国語が聴き取れない」というのは
「聴けていない」のではなくて
それを「要る情報」として扱えてないだけかもしれない。
よく聞く(というか読む)ように
「日本語と英語では音の周波数がナントカカントカ」
→「だから脳の中で英語の周波数を感じ取る部分を刺激すれば」
→「で、このCDを聞き流すだけでみるみるリスニング力が!」
ということもあるのかもしれないが、
実はそういう問題ではないこともあるんじゃないか、と思う。
何とかそのあたりを実証する方法がないだろうか。
被験者を集めて比較しようにも、
その聞き流すだけのCDも手元にないし。
誰か実験してみてください。
2007/04/16 10:54
# Read after me
マスナガさんちの記事: 英語が聴き取れないというのはこういうことかもしれない –
2007/04/16 14:09
これ、英語以外にも色々当てはまりますよ。
<いや、フランス語とかいう意味じゃなく。
要点は「認識(注目)、やる気(動機付け)、技術(経験)」
例えば・・・
・群集の会話によるザワツキとカクテルパーティ効果
全体としてぼやっと聞くとただのノイズだけど、
特定の声を抽出すると理解できる。
(注目による情報抽出)
・国際恋愛と語学上達
聞き取りたい、上達したい、話したい!
(モチベーションさえあれば・・・)
・難しい話が苦手な人に難しい話をする
『わぁ、難しそうな話』と思った瞬間、耳に入らなくなる
(出来ないと思ったら本当に出来ない)
人間の視覚、聴覚による情報処理量は、
現在のコンピュータでも裸足で逃げ出すほど膨大です。
ググった結果の大半を切り捨てて必要な情報を得るように
・やろうとしていることに必要な物を重点に
・過去の経験に基づき
・自分の能力の許す範囲で
抽出しているわけですね。
子供の視界が狭いのも処理能力の都合と言われています。
2007/04/17 11:25
> bonoさん
脳ってよくできてますよねえ。
あと関係ないんですが、コンピュータが裸足で逃げ出すところを想像したらおもしろかったです。