これほんとですか。
asahi.com:首相、サマータイムに前向き 「やってない日本が異例」 – 政治
首相は「かつて日本も戦後一時期(制度を導入)したことがあったが、やめてしまった。今は大体どの国もやっている。党の方でも検討をお願いしている」と語った。
これを書いている時点でサマータイムの実施状況はこんな感じ。
(夏時間 – Wikipedia より)
数は記されていなかったので
そして数えるのはめんどくさいので割愛するけど、
これを見ても「やってない日本が異例」と言えるんだろうか。
欧米をもって「ほとんどの国」と呼ぶのならそうかもしれないけど
そんなこと首相が言っちゃったらマズいんじゃないだろうか。
地図を見るとわかるように
サマータイムは緯度が高いところにある国で多く実施されている。
緯度が高いということは夏の日照時間が長いということで、
そのぶん夏時間の効果が大きいから。
日本での効果はどうなんだろうか。
「かつて日本も戦後一時期(制度を導入)したことがあった」
とのことだが、これはこういう事情。
日本は敗戦し、米軍などにより占領統治された。その時期に、1948年4月28日に公布された夏時刻法に基づいて、同年5月から毎年(ただし、1949年のみ4月の)第1土曜日24時(=日曜日1時)から9月第2土曜日25時(=日曜日0時)までの夏時間を実施していた(詳しくは夏時刻法を参照)。結局、サマータイムは4回(4シーズン)実施された、1951年に講和条約(=占領を終わらせる条約)が締結され、翌1952年4月28日に占領が終了した。それに先立って1952年4月11日に夏時刻法は廃止された。
さらに根拠は示されていないから参考程度だが
ドイツ・フランス・ブラジルでは年々、廃止を求める意見が増加している。
だそうな。
もちろん制度の導入には
メリットもあればデメリットもあるから
そのあたりの塩梅を考えて決めればいいんだけど、
個人的にはやめてほしい。
なぜって、めんどくさいからですよ。
2008/05/27 09:38
もしくは、クラスで一人か二人が該当すれば「みんな持ってるんだよ~」とねだる子供くらいのメンタリティ。
ただし、欧米重視米国追随は現首相に限ったことではありませんが。
2008/05/27 10:04
日本って、アメリカの52番目の州だって聞いたことありますよ。
でもいっそそのほうが良いんじゃね?ってときどき思うこともあったりなかったり
2008/05/29 17:53
確か「先進国は日本と韓国以外みんなやっている」と、官房長官か誰かが言っていましたね。
それを首相がはしょって言ったのか、報道がはしょっちゃったのかはともかく。
ヨーロッパで夏時間があるのは、多分、夏と冬での日照時間の差が大きいからだと思います。
しばらく住んでいたことがあるのですが、夏は早くから日が昇って、日没は夜10時くらい。
外が明るいと色々できるし、したくなるもので
仕事の後に湖でボート遊びなんていうことが十分にできるような環境でした。
それに比べて冬は、7時でもまだ暗いのです。
そしてあっという間に日が暮れます。
夏に1時間はやくずらすことで、日照時間を有効に使おうということが
夏時間の趣旨なのだと体で実感しました。
そう思って夏時間の分布図を見ると、実施しているのって南北の上の方の国ですよね。
日照時間の差の大きい国々ばかりではないでしょうか。
日本の政府がやりたいのは、先進国がみんなやってて、
時差をいちいち考慮するのが面倒とかそんなことなのかもしれないですね。
まあ、夏の明るい時間が長くなったように感じる(日が暮れるのが遅く感じる)
恩恵はあるかもしれませんが。