日本実業出版様からご賜本いただきました。
ありがとうございます。
基本的には興味の範囲で読むものかもしれないけど、
いつお世話になるかもわからない一冊。
思いも寄らないことでいきなり逮捕された、
ということがいつ起きないとも限らない。
いざという場合に備えてひととおり把握しておきたい。
その他、
- 裁判員制度の導入に備えて、基本的な知識を持っておきたい。
- 飲みの席で話のネタに使いたい。
- 火曜サスペンス劇場をもっと楽しみたい。
という理由でもいい。
単に法律はこうなってますよ、とか
捜査はこんなふうに行われますよ、とか
これはアリでこれはナシですよ、とか
そういうことだけが書かれているのなら
さして面白くもなかったと思う。
刑事訴訟法の規定や各種手続きの一つひとつについて
「なぜそれが必要なのか」
「なぜそれは許されていないのか」と
すべてが理由つきで解説されているため、
単なる知識満載の本ではなく
読み物としても十分楽しめる。
ただ、タイトルと内容が少し違うような気が。
「図解でわかる」シリーズの一冊として出されているが、
実際には「図解でわからない」。
本文の説明だけで十分よくわかるから。
実際、文章として読み込んでしまって
図にはあまり目が行かなかった。
図を書いた人、ごめんなさい。
ともあれ、この分野に関して
読み物として楽しめる解説書は
あんまりなかったのではないだろうか。
Amazon で「刑事訴訟法」を検索しても
本書以外には「その道の人」向けらしき本しか出てこない。
発売日は明日とのことだけど
できたら早く発送してあげてください。
だって届くまでに逮捕されたらどうしますか。