mixiの「コミュニティ」とウェブカレの「プロペタ」の違い

mixi には「コミュニティ」というのがある。

自分に関係する、あるいは関心のある事柄に関して
コミュニティを作ったり人が作ったコミュニティに参加したりして
それを自分の興味関心を主張したり情報交換をしたりするのに使う
ということでよろしいか。

さて、先日リリースされた「ウェブカレ」というサービス

にも「プロペタ」という機能がある。

例えばこのようなプロペタがあって

画像:プロペタ

それを自分のプロフィールにペタッと貼れるというもの。

画像:プロフィール

これにもやはり

プロペタ : ウェブカレ

同じ趣味の人同士、プロペタで繋がっちゃおう!

という説明がついているが、
mixi のコミュニティとは大きく違う部分があるように思う。

それは、専用の掲示板がないとか
そもそも説明を書くところがないとか
アイコンが小さいとかそういうことではない。

mixi のは「コミュニティ」というだけあって、
その場に人が集まっているイメージだ。

まずコミュニティという場があって、
参加者はそこに入会することになる。

ところがプロペタは人々が集う場ではない。

自分がプロペタに入るのではなくて
プロペタを自分のプロフィールに貼る方。

mixi の場合は
ユーザーがコミュニティに属する感じだが、
ウェブカレの場合は
プロペタがユーザーに属する感じだ。
主従関係が逆。

もともとあるコミュニティに入ったり
コミュニティを作って人を集めるのと比べて
プロペタの方が遙かにハードルは低いように思う。
貼りたければ貼ればいいし、
剥がしたければ剥がせばいい。

プロペタは16枚しか貼る事ができません。 時々貼り替えて楽しもう!

というのもそういう意味だろう。

両者はデータモデルについて言えば同じことだろうし、
どちらがより優れているという話でもない。
その機能に何を求めるか、という前提が違うだけ。

それでも、所有するのか所属するのかという前提の違いは
ユーザーの行動に大きく影響すると思う。
ウェブのサービスにグループ機能を組み込むときには
そこをはっきりさせておいた方がよさそうだ。

プロペタという機能に関心を持っているのであって、
ウェブカレのことを熱心に語っているわけではないので誤解なきよう。

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