親知らずが生えてきた。上の左。
下は何年か前に両方抜いてるけど、
そういえば上はまだだったか。
今回は大丈夫だと思うんだけど
下の歯のときは厄介だった。
たいてい下の歯というのは下から上に向かって生えていて
親知らずもそれに倣ってくれればいいんだけど、
あの2本は流されて生きていくのが嫌なタイプだったのか
真横に生えてきた。
このように。
↑↑↑↑↑←
別に痛くも何ともなかったんだけど
- ↑と←の間の部分に隙間ができるので、食べ物が挟まりやすい。
- 隙間の部分は磨きにくいので、虫歯になりやすい。
- 虫歯になったら治療が厄介な箇所である。
- このまま親知らずが伸びてくると、隣の歯を圧迫してしまう。
などいろいろよろしくないことがあるので、
歯医者さんと相談の上で抜いてもらうことにした。
ただ、これが普通に抜くわけにはいかない。
↑↑↑↑↑↑ となっていれば
上向きに力を加えれば抜けるんだろうけど、
↑↑↑↑↑← はそうもいかない。
抜くべき方向に別の歯があるから。
「どうやるんですか?」と聞いたら
何か恐ろしい説明をされた。
- 親知らずの部分の歯茎をメスで切開する。
- 親知らずをカット(!)する。
- いくつかのパーツに分割して、それぞれ取り出す。
- 歯茎を縫合する。
もう抜歯っていうか手術ですねそれ。
しかも歯医者さんは真顔で
「口腔外科の専門になるので、
そちらでやられるなら紹介状を書きます。
うちでやらせてもらえるなら、一生懸命やります。」
と仰った。一生懸命て。
いつもお世話になっていて信頼しているお医者さんだったので
お願いすることに。
実際の施術は15分程度で終わり、
麻酔が効いていたので痛くも何ともなかった。
目の上にタオルをかけられて何も見えない状態で
「ゴリッゴリッ」という音が響き渡るため
何だかいろいろ想像してしまって恐ろしかったけど、
「そろそろ抜くのかな」と思った頃にはもう全て終わってた。
いろんな人から脅されていたほど腫れることもなく
いただいていた痛み止めを使い切るほどでもなかったので
かなりスムーズに行ったんだと思う。
抜いた後にぽっかりと穴が空いて
それが何だか妙な感じだったけど、
まあそれは普通に抜いても同じか。
というわけで、
この恐ろしげな抜歯がかなり楽に済んだのだった。
一生懸命やってくださったおかげですね。