梅の花が見頃なので見に行ってみたら
美しい緑色の小鳥が密を吸っていた。
「ウグイスだー」といって写真を撮っている人がたくさんいたし
梅の木に鳥がいたらそりゃウグイスだろうと思ったけど、
どうやらあれはウグイスではないらしい。
実際には梅の蜜を吸いにくるのはメジロであり、藪の中で虫を食べるウグイスはそのような姿で見かけられることはまずない。
そうでしたか。
確かに目の周りが白かった。
梅の木にいるこの鳥はメジロ。
Zosterops japonicus 01.jpg – Wikipedia
ウグイスはこれ。
Uguisu 06g4391s.jpg – Wikipedia
「うぐいす色」というのも
「うぐいす色」というとメジロの体色のような鮮やかな色を連想する人も多いが、JIS慣用色名に定められているウグイス色は茶と黒のまざったような緑色をしている。
こんな色だそうです。
- #71714A 鶯色
- #6D5826 鶯茶
これに対して
一般に「うぐいす色」と呼ばれる山手線のラインカラーは
JIS慣用色名で言うと「萌黄色」でこんな色。
- #7BAB4F 萌黄色
じゃあ「うぐいす餡」も色で名付けるなら「めじろ餡」ですか。
ともかく
梅といえば当然ウグイスだろうと思ってたんだけど
勘違いでした。お恥ずかしい。
ただ、
古来絵画にある「梅に鶯」の主題を見ても、「梅に目白」を描いてしまっている日本画家も多い。
ちょっと安心した。