日本実業出版社様からご賜本。ありがとうございます。
お金の流れというのは面白いなあと思ったり恐いなあと思ったりしながら
ニュースを見聞きするんだけど、
どうも何となくわかっている程度のことが多い気がする。
基本をおさえておきたいと思っていたところ
まさにそのまんまの本が。
章立てはこうなっていて
第1章 知っておきたい基本のなかの基本
第2章 「いま」を知るための金融と経済の「歴史」
第3章 景気がいい、悪いとはどういうことか
第4章 金融の中心で何が行なわれているか
第5章 ゼロからわかるコーポレートファイナンスの基本
第6章 金融は世界に広がる
第7章 証券市場のしくみとはたらき
第8章 金融派生商品と証券化商品
第9章 資産運用のリスクとリターン
第10章 IT技術と金融工学
「そもそもお金って何だ」というところから
実際の金融市場での流れまで
ひととおりカバーされている。
まあ本の値段は内容の量で決まるわけじゃないとは思うけど、
値段(税別1,500円)にしてはなかなかのボリューム。
「基本」を謳うからには
どこかを省略するわけにはいかないだろうから
必要な事項を網羅した結果ということか。
巻末には細かい索引がついていて
ちらりと出てきただけの用語まで抜かりなくおさえられているから
ニュースを見ていて「あれ、何だっけこれ」と思ったときは
さっと取り出して復習できる。
そういう使い方をするなら、
もう読み物としてじゃなくて
リファレンスとして置いておくのもアリか。
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金融の基本
- 安達智彦+武蔵大学金融学科 (著)
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ちょっと画像ではわかりにくいんだけど
下半分が金色でゴージャスな感じがするので
本棚に置いておくと何か景気がよさそうに思えてくるというおまけつき。