先日のブロガーイベントでは
ありがたいことにお弁当を出していただいた。
「人形町今半」の折詰。
寡聞にして知らなかったんだけど、
参加者のみなさんによると
「今半」というのはかなり名の通ったお店とのこと。
中はこんな感じで
有名どころと聞いたからではなく
確かにおいしいお弁当だった。
さてそれはそうと、
「これはいい」と思ったのが
折り箱の蓋の部分。
蓋を開けるためのつまみがついている。
もちろん開けやすくするためだけど、
ここを持って開いたときに何だか嬉しくなった。
ぱっと開くので、
中の料理が一気に目に飛び込んでくる。
これが普通に厚紙を載せただけだったら
端っこに爪を入れて引っ張り上げようとしている間に
ちょっと角が持ち上がったり蓋が斜めにずれたりして
全体が見える前に例えば右側手前のすき焼きが見えてしまうことも。
こういう仕出しのお弁当や駅弁で
蓋が透明になっているのがほとんどないのは
開いたときにいろんな料理が見える喜びを味わってもらうためだとか。
それが蓋を開くのに手間取ってしまうと
ところどころ見えてしまって
全体を目にしたときの嬉しさが半減してしまう。
別になくても蓋は簡単に開けられるのに
わざわざつまみがつけられているのには
このときの感動を大切にする目的があるんじゃないだろうか。
これはお弁当に限った考え方じゃないと思う。
デザイン案だろうが誕生日のプレゼントだろうが
相手に見せるとき
表紙をめくったり箱を開けたりするのが
ちょっとだけスムーズになるように工夫することで
ぱっと視界に飛び込んでくるときの心の動きを味わってもらえる。
おもてなしというのは贅を尽くすことではなく
相手のちょっとした心の動きを慮ることだと
弁当箱が言っていたような気がする。
2009/04/11 02:30
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このエントリーはN700系新幹線無線LANサービスを使って更新する予定でした。 …
2009/04/14 23:18
今半の「折詰 みずき」には揚げ物が無くて良かった!
で★レッツノートのブロガーイベントのランチは今半やったよ! (yumiking …