いつも通る道にある時間貸しの駐車場には自転車が並べられていて、
カゴのところに「無料レンタサイクル」と書かれている。
その駐車場を利用する人は
預けている間自転車を無料で使わせてもらえるというサービス。
その名を「パークル」というらしい。
「パーク+サイクル」で「パークル」ね。
ネーミングの好みは人それぞれだと思うけど
ともかくこれはよいアイデア。
「パーク&ライド」という発想は以前からあった。
郊外の駅やバスターミナルの近くに大きな駐車場を作り
「みなさん車で行くのはそこまでにして、
街なかには公共交通機関で行きましょう」
と促すというもの。
利用者は行き先で駐車場を探してうろうろしたり
高い駐車料金を払ったりしなくていいし
公共交通機関は利用者が増えるし
都心部の交通量は減るし
消費エネルギーも排出ガスも減るしで
いいことがたくさんありますね。
この「パークル」は「ライド」の部分が
交通機関じゃなくて自転車になってる。
自転車に乗るのも ride ね。
それほど郊外でやってるわけじゃないから
ちょっとパーク&ライドとは目指すところが違うけど、
自動車を停めた場所からの移動に注目するという意味では
似たような面白さを持った発想だと思う。
目的地の目の前に駐車場があるとは限らないし
行き先が一カ所とは限らない。
おおよそ近いところまで行けば
近距離の移動は自転車が最強。
そのあたりには駐車場がたくさんあるけど
一度「便利だな」と思った人は
次からもそこを選ぶんじゃないだろうか。
わざわざ車の中に自転車を常備してる人もいるくらいだから。
利用中に自転車が壊れたり盗難にあったりしたらどうするのかとか
いくらか気になることはあるけど、
もしかしたらこれから増えるるかもしれない。
自転車もどこかにとめないといけないから
次は駐輪場でキックボードを貸してくれるというのはどうか。