読んだ。おもしろかった。
大人げない大人にも2種類いるような気がする。
本書に出てくるような愛すべき大人げなさと、
本当に災厄以外の何者でもない大人げなさ。
これらは違うものなんだろうか、
違うのだとしたら何が違うんだろうかとぼんやり考えてて
ひとつ「これかな」と思ったのが、
正義を振りかざすかどうか。
「大人らしい」行動に縛られることなく
単に自分がやりたいようにやる大人げなさと
「自分には正義がある」という大義名分でもって
何かを押し通そうとする大人げなさとでは
もう同じ単語で表現しちゃダメだというほどの違いがあるような気がする。
いや、この本の内容と関係ないんだけど
何となく思ったので。
少なくとも本書に出てくるのは
まあ中にはちょっとそれはダメだろうという部分もあるんだけど
ともかく本当に愛すべき大人げない大人たち。
四角四面の世の中に世知辛さを感じたときなんかに読むと
「これでいいのだ」という声が聞こえてきて
愉快な気持ちになれるかもしれない。
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大人げない大人になれ!
- 成毛 眞 (著)
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なお、先ほどのは一般的な話題として言っているだけなので
「誰のことなのか」とか聞くのはやめてください。
そんな大人げない。