そもそも目を離すのが大間違いなんだけど
いかんともしがたい事情がある場合ね。
たとえばカフェのようなところで一人でパソコンを使っていて
「いまこの瞬間お手洗いに駆け込まないと大変なことになる」
という事態に陥った場合。
精神的にも物理的にも余裕がある場合は
貴重品だけを鞄にしまって、その鞄を持って席を離れるんだけど
もはやそんな悠長なことを言っている場合ではない。
こんなときはせめてもの自衛策として
ラップトップのモニターを閉じたくなるんだけど、
ここは敢えて開いたままにしておいた方がいいんじゃないだろうか。
世の中そんなに悪人だらけじゃないと信じたい。
でもまあ人間「魔が差す」ということはあるようなので
たとえば仮に隣の席の人に魔が憑依したとして。
このような場合、
モニターの閉じたパソコンと開いたパソコンとでは
後者の方が安全な気がする。
閉じた状態のパソコンはさっと持ち去れるけど
開いてるものを持っていこうとしたら
閉じる→持ち去るという2アクションが必要になるから。
あるいは開いたままのノートパソコンを持ち上げるという
かなり目立つ行動をとらないといけないから。
プロによる計画的な犯行だったら
そんなもの関係ないかもしれないけど、
衝動的な犯行について言えば
ほんの少しハードルが高くなっただけで
発生の可能性はぐっと下がるんじゃないかと思う。
もちろん前提として
開いたままでもパスワードロックをかけられるようにはしておく必要はある。
例えば MacBook だったら
- 「システム環境設定」→「セキュリティ」→「一般」→「スリープの後、またはスクリーンセーバが開始した後、すぐにパスワードを要求」をチェック。
- 「システム環境設定」→「デスクトップとスクリーンセーバ」→「スクリーンセーバ」→「ホットコーナー」で四隅のどこか(左上とか)に「スクリーンセーバを開始する」または「ディスプレイをスリープさせる」を設定。
としておいて、
いざというときは画面の隅にマウスポインタを移動。
これならもう幾何の猶予もないという状況でも
何とかロックをかけることぐらいはできるんじゃないだろうか。
閉じたパソコンの上にコーヒーカップを置くという方法も考えたんだけど
一歩間違うと大惨事になりそうなのでお勧めできません。