ちょっと休憩しようと思ってケーキ屋さんに入ったんだけど
そこでお店の人がケーキの予約を取っているのを聞いて
なるほどなあと思ったので。
ケーキの予約をしようとしているお客さんに
お店の人が名札を見せながらこう言った。
わたくし○○と申しますけども、お客様のお名前をお伺いしてよろしいですか。
人に名を尋ねるときは、まず自分から名乗る。
なるほど確かに礼儀にかなっている。
企業やサービスのサポートセンターなどに電話したときも
確かに担当の方のお名前を教えてもらえるけど、
それは礼儀だからというより
- 担当者としての責任を持つ、あるいは示すため
- 再度問い合わせがあったとき、担当者へスムーズにつなげられるようにするため
という目的であるように思う。
なのでサポートセンターの場合、
こちらの名前は最初にお伝えするけど
担当の方のお名前は
「○○が承りました。ありがとうございました。」
と、最後に伝えられることが多い。
確かに、後で連絡を取れるようにするために名前を伝えるのなら
やりとりしている最中より最後にした方が
覚えやすいしメモもとりやすいから
これはこれで相応しいやり方かもしれない。
けど、このケーキ屋さんは違う。
当日買いに来た人に同じ担当者がケーキを渡すわけではないし
あとから問い合わせがあったときにその人が対応するわけでもない。
ただただ「自分から名乗る」を実践しているだけだと思う。
それがまた実にスムーズで嫌みのない言い方だったので印象に残った。
まあこれを実践するかどうかは状況によるのであって
常にやるべき事だとは思わないけど。
参加者多数のイベントで受付係の人がいちいち名乗ってたら
受付がすむ前にイベントが終わってしまう。