豊かな時間を過ごすためにコーヒーサイフォンを買ってみた

豊かさというのは心の中にあるものだと思っているので
「何か豊かな感じがする」というのはとても大切。

というわけでコーヒーサイフォンを買ってみた。

おいしいコーヒーが飲みたいだけならペーパードリップでいいんだけど、
アルコールランプでゆっくりと加熱して
背の高いガラスの器具でコーヒーを淹れるのは
何だかとっても豊かな感じだ。

届いた

さっそく箱を空けて組み立ててみた。

なんかかっこいい。

ひととおりの器具と消耗品がセットになってて
あとはコーヒー豆とアルコールランプの燃料があればすぐに使える。

燃料はドラッグストアで売ってた。
陳列はしてないけど、
店員さんに「燃料用アルコールください」と言ったら
レジの奥から出してもらえた。500 ml で294円だったかな。

淹れてみる

下のガラスボウルに水(湯)を入れる。

水位の目安が書いてあるけど、
これ1杯120 ml の計算みたいで少し控えめなので
手元のカップだと3のところまで入れて2杯ぶんかな。

水を入れて沸騰するのをゆっくり待ってもいいけど
小さなアルコールランプでこれだけの量を沸かすには結構時間がかかるので
最初からお湯を入れといた方がいいかも。

使ってみるまで
フィルタのとこがどうなってるのか知らなかったんだけど、
こんなふうに金具が上下に分かれてて

フィルタを挟み込むようになってる。

これはペーパーフィルタだけどネルのフィルタもあって
そこは好みで選んだらいいんじゃないかな。

ネルは繰り返し使えるしその方がおいしいっていう人もいるし
何より気分が高まるけど、
水を張った密閉容器で保存しないといけなかったりして
扱いがちょっと難しい。

濾過器を上のボウルにセットして

鎖を下に引っ張ってフックを筒の先端にひっかける。

これで濾過器が固定される。

あとは上ボウルに挽いたコーヒー豆を入れて下ボウルに乗せる。
まだしっかりとは はめ込まず、こんな感じで斜めにセット。

沸騰してから乗せるんじゃなくて、最初からあるいは途中から。
こうしておくと上ボウルが蓋の代わりになるのと、
水が突然勢いよく沸騰するその名も突沸を防ぐことができる。

さてお湯の温度が上がって泡が出始めたら上ボウルをはめ込む。
すると水蒸気により下ボウルの圧力が高まって
お湯が一気に下から上へ移動。

関係ないけど縦長い動画の埋め込みって難しいな。

これで数十秒から1分ほどおいてから火を外せば
今度は下ボウル内の圧が下がって上のコーヒーが下に引き込まれる。
間にフィルタがあるから、豆はそのままでコーヒー液だけが下がってくる。

ペーパードリップと比べて
手間も時間もかかるし後片付けの手数も多いんだけど
なんだかゆったりとした時間の使い方が出来ている気分になる。

最初に器具を買う必要があるけど、
それ以降はお金をかけることなく
「豊かな感じ」を味わうことができるので
こういうことが好きな人はやってみてもいいんじゃないでしょうか。


ハリオ モカ 3人用 MCA-3

お湯に浮いた豆を混ぜるための竹のへらも売られてる。


ハリオ サイフォン用竹べら BA-15

まぜるだけなら別にスプーンでも箸でもいいんだけど、
こういうものは気分の問題なので
「ガリガリ君の棒とどう違うのか」などと自問しないことが大事ですね。

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