Facebook 上でアプリケーションを使い始めたら
何の前触れもなく勝手に「○○を使い始めました」と投稿される
という事例をよく見かけます。
この手のやつを友達が連鎖的に承認すると
ウォールがこんな感じになる。
アプリケーションのこういう挙動は
Facebook Platform Policies のこのへんに抵触すると思うんだけど
IV. Application Integration Points
3. If a user grants you a publishing permission, actions you take on the user’s behalf must be expected by the user and consistent with the user’s actions within your app.
一向になくなる気配がありませんね。
スパムアプリは承認しなければいいんだけど
実際に使ってみないとスパム行為を行うかどうかもわからない。
まあ「何だかわからないものは承認しない」
というのが正解かなとは思うものの
でも事前に安全性が確認できているものってあんまりないですね。
被害を最小限に抑える方法
ちょっと使ってみようかな、と思ったとき
一手間かけるだけで
友達のウォールにスパム情報を流す危険を回避することができます。
エラそうに言うほと大したことじゃなくて、
アプリ承認画面に表示される
「このアプリによるFacebookタイムラインへの投稿の公開範囲」を
「自分のみ」にする。
これで、そのアプリが仮に上記のようなスパム行為を行っても
その投稿は自分にしか見えないので
友達のウォールまで汚染することはありませんね。
公開範囲の変更
ただこのままだと、安全性が確認された後も
そのアプリ経由の投稿がすべて独り言になってしまいます。
誰にも見せなくていいようなものならそれでいいけど、
そこからの投稿内容を友達とも共有したい場合は
公開範囲を後から変更しましょう。
様子を見て安全性が確認されたところで
「アプリ設定」にある当該アプリの「編集」を開いて
「このアプリによるFacebookタイムラインへの投稿の共有範囲」を
「友達」なり「すべてのユーザー」なりに変更。
これで、以降は通常の動作に戻ります。
それにしても
こういう悪さをするごく一部のアプリのために
ユーザーのウォールにはノイズが大量に流れるし
それを避けるために上記のような手間が発生するし
「Facebook アプリはそんなのばっかり」と思われてしまったら
心ある開発者が作った善良なアプリまで無条件に弾かれかねないし
本当にいろんなところに不都合が発生する。
禿頭帽子屋の独語妄言 side A: # お詫びとご連絡、そして考察
人間社会のルールというのは実はほとんどこの図式なんですね。つまり、
一部の不心得者に対処するために、その他大勢の人間が不便を強いられる
ということ。
こういうの、もうやめようよ。