ニュースレターというかメールマガジンというか
ユーザー登録などをしたサービスから届いたり
まあ相手によっては名刺交換したら送られてくることもあるアレの
配信を停止してほしいことってありますね。
2種類ある
停止の手続きはだいたいメール本文末尾にある
「配信停止はこちら」か何かのリンク先で行うんだけど、
その流れには大きく分けて2種類あると思います。
リンクをクリックしたらすぐに登録が解除されるものと
リンク先でログインして停止の手続きをすることになっているもの。
ワンクリックでお願いします
まあいろいろ事情があるんだと思いますけど、
基本的にはぜひとも前者を採用してほしいな、と思っています。
ユーザーの利便性のためだけじゃなくて、配信してる側のためにも。
そもそもニュースレターが不要だと伝えるのは
「Facebook ページやブログなどで確認してるからいらないよ」という場合より
「すみませんけど、もはや関心がないので」という場合の方が遙かに多い。
ということは、日常的にログインをしてなくて
もうユーザー ID が何だったか、パスワードが何だったかわからない
ということもよくあるんじゃないかな。
仮にパスワードマネージャが覚えてくれていたとしてもですよ、
もうあまり用事がなくなったサイトにログインして、
「よろしければ、停止の理由をお知らせください」っていう欄があったりして
どうかしたらその質問への回答が必須だったりして
「それ『よろしければ』じゃないよね」と独りごとを言ったりもするわけで
ユーザーからすると何だかものすごく無駄なことをしてる気持ちになってくる。
ということで、もう去る者は追わず、という態度で
潔くワンクリック解除方式にした方がいいんじゃないかな。
それで頭のどこかに好ましい印象が残っていれば
いつかまた帰ってきてくれるかもしれないし。
デメリットはあるか
誤操作の可能性
ログインなしで解除できちゃったら
誰かが他人の登録を勝手に解除できちゃう可能性が気になりますね。
でもワンクリックで解除できるようにする場合
リンクの中にユーザー識別子だけじゃなくて
その操作を認証ためのトークンを埋め込むことになるので
悪意ある第三者やうっかりさんによって
ユーザーが意図しない手続きが行われる可能性は低いと思います。
また、まあ最後のお別れに
「解除しましたよ。今までありがとう」
ぐらいのメールを送るのはいいんじゃないでしょうか。
その中に「身に覚えがない場合はこちら」を明記しとけば
万一積極的に読んでくれてるユーザーの登録が
何かの間違いで解除されても気づいてくれるだろうし。
理由を聞くチャンスの喪失
配信停止の手続きをするユーザーに
「なぜ?私の何がいけなかったの?」と聞いてみたい。
わかります。
けど、そのユーザーが果たしてどれくらい真剣に答えてくれるでしょうか。
もうそのサービスへの関心が低くなっていて
メールボックスに時々届く一通すら排除したいと思っているユーザーが。
退会理由が必須のときなんて、もうこんな気持ちかもしれませんし。
理由を答えないと退会させてくれないサービスへの対応 – 頭ん中
理由を答えないと退会もさせてくれないようなサービスだから
あとはまあ中の人次第だとは思うんだけど、
解除された理由がわかったとして
じゃあそれを元に何らかの対策を取ったことがありますか、
っていう問いもちらついてきますね。
もっと簡単な方法
実はまあ配信解除の手続きをするより
例えば Gmail だったら「メールの自動振り分け設定」を選んで
(英語設定なら Filter messages like this
)
同様のメールを片っ端から葬る設定にした方が手っ取り早いわけですが、
そうなると別の用件で送っても、何かのご縁で再登録していただいても
二度とその人のメールボックスにお便りが届くことはなくなってしまうので
それを避けるためにも、配信解除はかんたんにしておいた方がいいと思うんです。