子供のころ出されたなぞなぞで、今でも納得いかないもの

子供の頃、こんななぞなぞを出されたことがある。

仏像と銅像がケンカをしました。勝ったのはどっちでしょう。

答えは仏像の勝ちだそうです。
仏像が「ぶつぞー」と言ったら
銅像が「どうぞー」こ応えたから、というもの。

これ、どうしても納得がいきません。

多くの場合、ケンカは先に手を出した方が負け。
もちろん先制攻撃から反撃の隙も与えず完膚無きまでに、ということもあるかもしれないけど
仏像と銅像のケンカがそこまで暴力的なものになるとはとても思えないんです。

切羽詰まって脅しをかけた仏像に対して
それであなたの気が済むのでしたら、と応えた銅像。
少なくとも成熟した社会における口論として
ここで仏像が勝ったとはとても言えない。

かといって銅像の勝ちかというとそうも思えず。
そもそも仏像にこんな暴力的な発言をさせてしまった時点で
何か失敗を犯してしまっているのかもしれません。

答えは「ケンカに勝者はいない。残るのは虚しさだけ」でどうでしょうか。

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