これが出るのを待っていた。
というより、もっと早く欲しかった。
サイトの拡張性を飛躍的に高める WordPressプラグイン開発のバイブル
レビューで参加させてもらっていたこれが
ついに出版されました。おめでとうございます。
冒頭の「謝辞」のところに載せてもらいました。
うれしい。
少しでもお役に立てたなら何よりです。
まさにバイブル
もう書名のまんまなんですけど
WordPress のプラグインを開発するということになると
まさにバイブルと言える一冊だと思います。
いやレビューで関わったから言ってるわけじゃなくて、
実際に WordPress プラグインを作ったときに悩ましかったことが
まるまる一冊で解決するだけの内容だから。
単に動くプラグインの作り方が書かれているだけではなく
実際にプラグイン開発の現場ではどうしてるのか、
ということがかなり細かく書かれています。
そのことは目次を見るだけでも見て取れて、
プラグイン開発の本なんだけどこのあたりまできっちりカバーしてる。
- WordPressの自由とGPL
- WordPressをとりまくさまざまな収益モデル
- Vagrantで開発環境を構築する
- AWSを使用した開発環境を構築
- WP-CLIでWordPressをコマンドライン管理
実際にさあプラグインを書こう、という工程に入るのが4章からで
ここから実際にプラグインの構造の説明がはじまるんだけど
この段階で readme.txtの書き方
が出てくるあたり
ああ、実際に公式プラグインディレクトリに公開することを前提としてるんだな
ということがよくわかります。
あれ readme.txt がないと相手にしてもらえませんからね。
ここから先はもう、初めて WordPress でプラグインを作ったとき
わからなくて何度も何度も調べたことが見事に網羅されてます。
そのときこれがあればあんな苦労はなかった。
- フィルターフックとアクションフックを理解する
- WordPressのデータ構造とクエリを理解する
- WordPressのセキュリティ対策
- 管理画面
- WordPressのエラー処理について
- PHPUnitでプラグインのテスト駆動開発を行う
- プラグインの国際化対応
そして12章ではこれが出てくる。
- 公式ディレクトリへ登録しよう
プラグイン作ったら、やっぱりここへ行きたいですよね。
はじめてのプラグインが登録されたときの嬉しさは忘れられない。
そして最後あたりについてくる
「プラグインクックブック」がお宝の宝庫。
この章では、
WordPressプラグイン作成時に使るTIPSなどを
サンプルコードをあげて説明します。
とても便利なので、ぜひ覚えておいてください。
自分で言うだけあってこれが本当に便利。
これだけでも一冊分の価値あります。
悩ましいところ
厚みと重さ
なかなかの厚みなんですこれが。
これでわかるかな。わかりにくいかな。
内容は厳選してのこの量だと思うんだけど
前述のとおり WordPress プラグインに関してかなりの範囲をカバーしてるので
どうしてもこの厚さになってしまうんだと思います。
ただこの点については、Kindle 版を買えば解決。
技術書、とくにあとで頻繁に参照することになりそうな本は
紙のやつを持っておいた方がいいと思ってるんだけど
Kindle の方がまあ持ち歩きやすいから読むぶんにはこっちですね。
もう両方買うか。
タイトルの長さ
これはもうタイトルが決まった時点で話題になってました。
検索結果に収まりきってない。
ともかくこれは買い
本体3,200円 + 税、
開発するのに調べものをする時間や
あとから「ああしとけばよかった」となるコストを考えたら
プラグイン1本で元が取れると思います。
長い。