こちらのイベントに行った流れで
3週間ほど、GALAXY S5 と Gear Fit を使ってみてます。
特に Gear Fit はユニークな製品なので
使ってみてどうだったか書いてみますね。
残念なところ
どんなものにもいいところと残念なところがあると思うんだけど
まずは残念だなあと思うところから。
まあいいところが後にきた方が好印象が残る気もするし。
GALAXY としかつながらない
これがもうどうにもこうにも不動の残念第1位。
GALAXY 以外の Android 端末とは連携できないんですよ基本的に。
スマートフォンとの連携は BLE だから
何もハードウェア側で特殊な通信をしてるわけじゃないはず。
ただ、Gear Fit と連携するための Gear Fit Maneger というアプリケーションを
Samsung GALAXY Apps からダウンロードする必要があって、
その名のとおりこれを使えるのが GALAXY だけ。
何かどっかから Gear Fit Manager を拾ってきて
Xperia で使えたよ、という記事も見かけたんだけど、
非推奨か非合法か知りませんけどそいういうやり方になるんですねこれ。
まあいろいろ大人っぽい事情もあるのかな、という気もしますけど
これが Nexus 5 でも使えたら買ってたんじゃないかと思います。
ランニング中の表示
Gear Fit はフィットネスというのかエクササイズというのか
ともかく運動するときに使うことを中心に作られてます。
せっかくだからこれを身につけて走りに行ってみました。
そのときの画面表示がこんな感じ。
これは机に置いて撮影してるから動きは計測されてないんだけど、
ともかくこの表示が
- 心拍数
- 経過時間
- 消費カロリー
- 時速
になってます。
これ、ランニングする人ならわかると思うんだけど
速さじゃなくてペースで表示してほしい。
1時間に何キロ進む速さか、じゃなくて
1キロを何分で進むペースか、の方。
走る時って「キロ何分」で言いませんか。
地域や人によって違うのかもしれないけど、
せめて切り替えられるようになってたらよかった。惜しい。
もしかしたら表示を切り替える方法があるのかもしれないけど、
さわってみた限りではわかりませんでした。
もう一つ、消費カロリーは出なくていいから
移動距離を知りたい。いま何キロ走ったのか。
何かこう、走ってる最中に知りたいことが出てなくて
走り終わってからでいいことが常に出てるのが残念。
ここはまあ好みの問題もあるのかもしれませんけども。
よいところ
通知がべんり
これはまあ Gear Fit 以外の「スマートウォッチ」に共通かもしれないけど
Android 端末に来た通知が転送されてくるのは便利ですね。
ちょっとしたチャットのやりとりなら通知の冒頭を見れば何となくわかるし
ちゃんと見たかったら時計をスワイプしてある程度のメッセージは読めるし。
いちいちケータイを出してアンロックして確認しなくてもいいことが多い。
これ、前回の PHP カンファレンスのときに思いました。
当日のスタッフ間の連絡に Facebook のグループチャットを使ったんだけど
ケータイが震えるたびに取り出して確認して
結局誰かの「了解」だけだったりすることが多い。
あのときこういうものがあって
手元でさっと確認できたらもっと楽ちんだったと思います。
小さくて軽い
これは他のいわゆるスマートウォッチとの大きな違いですね。
フィットネス用途に絞ってあるおかげで、
正方形ではなく細長いディスプレイを採用できて
そのぶん小さくて軽い。
いくら便利でも、ごっつくて重いと身につけなくなっちゃいそう。
これくらいのサイズがちょうどいいんじゃないかと思います。
まあ慣れの問題が大きそうではあるけど。
曲面ディスプレイがかわいい
このとおり
有機 EL の曲面ディスプレイが使われてます。
手首につけるものだから、そのカーブにあわせた形の方がなじみやすい。
この形はなかなか気に入ってます。
電池の持ちがいい
フル充電からそのまま使ってて、これが3日目の状態。
公称で連続待ち受け時間が「最大5日」と書かれてるけど
使い始めたばかりでいろいろつついててこれだから
軽めに使ってたらもっと持つんじゃないかな。
まあここは従来の腕時計みたいに何ヶ月とか何年とか
どうかしたらずっと充電不要、というわけにはいかないけど、
スマートウォッチと呼ばれるものの中では
かなり電池の持ちがいい方じゃないでしょうか。
まとめ
Google Play 版が出ますように。