NHK E テレ『ピタゴラスイッチ』のゴールを手軽に再現できる「ピタゴラゴール1号」が発売されたので
さっそくこれを使って、はじめてのピタゴラ装置を作ってみました。
ピタゴラゴール1号とは
『ピタゴラスイッチ』のピタゴラ装置では、だいたいゴール地点で「ピタゴラスイッチ」という文字がでてきます。
これは、そのうち「旗が揚がる」というところを再現したもの。
表面はこんなかんじ。
裏から、中の仕掛けが透けて見えるようになってます。
落ちたボールが中で跳ね返って板を踏みつけ、それによりストッパーが引っ張られて、スタンバイしてる旗が飛び出すしくみ。
旗が揚がると、ポールによってスイッチが押されて「ピタッゴラッスイッチッ」という歌が流れます。
とりあえずやってみよう、ということで最初に作ってみたのがこれ。
追記
ピタゴラ装置2号を作ってみました。
これは楽しい。
これはまだ試しに手元にあったモノサシや届いたときの Amazon 段ボールの一部を折り曲げたものだけで直線的な動きしかできてないけど、これからもっといろんな仕掛けをつなげて、もっと複雑なものにしていくんだ。
何人かで集まって、物を持ち寄ったり知恵を出し合ったりしながらするのも楽しそう。そういうイベントを開催してもいいかもしれませんね。
ゴールだけ発売するところがすばらしい
これ、商品化しようと思えば途中のコースだって発売できるだろうし、いろんなバリエーション出しても売れるとは思うんです。
けどそれはやらず、ゴールだけ発売した理由がちゃんとパッケージに書かれてました。
メーカーや視聴者の方々から商品化への要望の声がたくさん寄せられました。
しかし、それにはあえて応えてきませんでした。それは、できあがったおもちゃを用意して、組み立ててもらうことがピタゴラ装置の目標ではなかったからです。お父さんやおじいちゃんと、お子さん自身で、身の回りにあるものを使って、創意と工夫をこらし作り上げるのがピタゴラ装置です。しかし、ご家庭で作るとき、どうしてもひとつ足りないものがありました。それはあの『♪ピタゴラスイッチ』というゴールの音楽でした。見事、ゴールが決まったとき、あのサウンドロゴが鳴ったら、どんなに楽しいでしょう。
これはすばらしい。本質を損なうことなく、楽しい部分だけ提供するというのはよい企画だと思います。
「ピタゴラ装置」の一般名称
ところで「ピタゴラ装置」というのは『ピタゴラスイッチ』という番組で使われている用語であって、こういうい装置の名称としては「ルーブ・ゴールドバーグ・マシン」または「ヒス・ロビンソン・ディバイス」というのが一般的みたいですね。
ルーブ・ゴールドバーグ・マシンは、アメリカ合衆国の漫画家ルーブ・ゴールドバーグが発案した表現手法。
普通にすれば簡単にできることを、手の込んだからくりを多数用い、それらが次々と連鎖していくことで実行する。
単に「おもしろ装置を作ってみました」というだけかと思いきや
その複雑さや面倒臭さ・無駄加減さに着目し、20世紀の機械化への道を走る世界を揶揄した。
揶揄!なんか社会に訴えかけるものがありそうな雰囲気だ。
これを使って社会に訴えかけたいものは特にないんですけど、とりあえず100円ショップで何かコースの素材を買ってきます。